「ジェネラリストのこれからを考える会:第2回ワークショップ」

前回の佐久総合病院に引き続きまして、第2回ワークショップを北海道にて開催します。
多数の方のご参加お待ち致しております。


ワークショップ概要

対象:「ジェネラリストになるためのキャリアパス,研修に関心がある卒後10年目まで(目安)の医師」
日時:2008年7月12日(土)午後2時〜7月13日午後12時半(日)
場所:国民宿舎 新嵐山荘(しんあらしやまそう)
 082-0076北海道河西郡芽室町中美生2線42 TEL:0155-65-2121 FAX:0155-65-2123
主催:ジェネラリストのこれからを考える会(コアメンバーはこちらを参照してください)
参加費:15000円(宿泊費,食事代,懇親会代を含む)
定員:50人
申込:応募者の方は,事務局 市立堺病院・総合内科 北村 大 宛てgpep.ws2008@gmail.comに 
 1.氏名,2.ふりがな,3.卒業年次,4.所属先,5.住所,6.電話番号(自宅・勤務先を明示),7.Eメールアドレス,
 8.希望WS(第1・2志望まで),9.応募動機・セミナーへの期待を書き添えて,上記アドレスにお送りください(先着順)。
遠方からお越しの方は,飛行機及び鉄道の時刻表及び 料金表もご参照下さい(帯広空港,芽室駅から送迎有).


プログラム

7月12日(

14:00-14:10 開会挨拶(木村琢磨)
14:10-14:40 地域講演「私の歩んできたジェネラリストの道〜公立芽室病院での実践」(公立芽室病院院長 宮本光明先生)
14:40-15:40 基調講演「医療再生の作業仮説」(札幌医科大学 山本和利先生)

本講演では、医療崩壊に立ち向かおうと挑む若手医師たちに、医療再生のための4つの作業仮説を提示する。 作業仮説を実りあるものにするためには、良好なコミュニケーションの構築が重要となる。ゲーム理論と複雑系理論を援用して論を閉じたい。
15:40-16:00 休憩
16:00-16:20 自己紹介・アイスブレイク(小田浩之)
16:20-18:20 課題別ワークショップ1(3つから1つ選択)

A:「中堅総合医に必要な教育技法とは」 (大西弘高,三瀬順一)
ジェネラリストには,様々な場面に応じて教育的な業務が与えられることが少なくありません.このワークショップでは, 教育業務を実施するうえで求められる技法を,グループで議論し,実際に体験してみることを通じて,すぐに使える能力を身に付けられます.

B:「がん性疼痛入門」(山本 亮,川越正平)
緩和ケアの基本は「患者さんのつらさに焦点をあててケアを行う」ことだと思います。この態度は臓器や疾患に焦点をあてる専門医の態度ではなく, 総合診療医が患者さんに接する態度と共通しているように感じています。しかし,いくらつらさに焦点を当てることができても, その苦痛を和らげる方法を知らなければ,緩和ケアは成立しません。今回はがん性疼痛の評価と治療法について,事例検討を行いながら考えてみたいと思います。

C:「臨床決断技法」(川尻宏昭,北村 大)
不確実な臨床を目の前にして,いかに妥当な判断をしてゆくか?臨床医として常に向き合わなければならないこの現実は,特にジェネラリストにとって, その活躍の場の特徴から迫られる機会が多いと思います。今回は,「不確実な状況での判断」ということについて,基本的な?小難しい理論?も含めて, ケースディスカッションを通して,参加者の皆さんと楽しみながら身につけたいと思います。
18:30-20:00 夕食・懇親会「Meet the Generalist」
20:00-22:00 全体ワークショップ「今,ジェネラリストを目指し,どう歩むべきか?」(川島篤志,本村和久)

ジェネラリストを目指すうえで,悩みが出てくることに関して全体をいくつかのグループにわけて,議論をします。若手組,中堅組, 女性組,転向組など,少し偏ったグループに分かれ,「どのような研修?」,「診療所?病院?」,「女性として?」, 「スペシャリストからジェネラリスト?」 といったテーマを提供する予定です。WSですので,もちろん何らかの成果(プロダクト)を 創ってもらいます!が,アルコールの入った夕食後,(エンドレスな?)懇親会があとに控えている状況ですので,部屋でくつろぎながら, 宴会場でアルコールをさらに深めながら,お風呂でワイワイしながら(混浴は禁止ですが・・・),楽しく皆さんの悩みを 共有できる時間にしてみたいと思います。
22:00- 懇親会続き

7月13日(


08:30-10:30 課題別ワークショップ2 (3つから1つ選択,内容は前日と同じです。)
A:「中堅総合医に必要な教育技法とは」(大西弘高,三瀬順一)
B:「がん性疼痛入門」(山本 亮,川越正平)
C:「臨床決断技法」(川尻宏昭,北村 大)
10:40-12:10 症例検討「プライマリ・ケアの現場における指導医のアプローチ」
(症例:公立芽室病院 菊地英豪先生,司会:福士元春,パネリスト:小田浩之,木村琢磨,草場鉄周)

ジェネラリストがしばしば遭遇する困難な症例に対して,参加者のグループディスカッション,診療スタンスの異なるパネリスト (指導医)の意見を提示しながら,ジェネラリストのとるアプローチの議論を深めます。
12:10-12:30 閉会挨拶と振り返り(大西幸代,草場鉄周)