「第4回ジェネラリストのこれからを考える会(GPEP)ワークショップ」

ジェネラリストのこれからを考える会は、昨今話題に上がるジェネラリストがどのような医師であるべきか、そのためにどう 学んでいくべきかなどを、地域医療、総合診療、家庭医療といったさまざまな名称で働いてきた者が手をとり、考えていこうとする 団体です。ジェネラリストを目指す若手医師が、ともに悩みを話し合い、これからを論じ合う場として第4回ワークショップを開催します。多数のご参加をお待ちしています。


ワークショップ概要

対 象:ジェネラリストになるためのキャリアパス・研修に関心を持つ医師,医学生
日 時:2009年7月4日(土)12:30〜5日(日)12:30
場 所:飯塚病院 エネルギーセンター6階
    福岡県飯塚市芳雄町3-83 飯塚病院敷地内
主 催:ジェネラリストのこれからを考える会
参加費:15000円(7/4の宿泊費,懇親会費込)
定 員:50人
申込み:第4回事務局
飯塚病院 人事課 岸田佐知子 gpep.ws2009.2@gmail.com まで

 1. 氏名(ふりがな)
 2. 医学生は大学名,医師は所属先
 3. 医学生は何年生か,医師は卒業年次
 4. 電話番号(自宅・勤務先・携帯などを明記)
 5. Eメールアドレス
 6. 課題別ワークショップの希望(第1・2希望まで)
 7. 応募動機・セミナーへの期待

を書き添えて、上記アドレスにお送りください(先着順). 申込締め切りは6月25日です(延長しました!).


プログラム

7月4日(

12:30-12:40 開会挨拶 GPEP代表 木村琢磨
12:40-13:00 緊急報告「プライマリケア関連3学会の動向」
 佐賀大学医学部附属病院総合診療部 小泉俊三
13:00-14:00 基調講演「家庭医として生きる」
 唐津市民病院きたはた 大野毎子
14:00-14:10 休憩
14:10-14:50 アイスブレーク
14:50-15:05 休憩・移動
15:05-16:35 課題別ワークショップ1(3つから1つ選択)
A:「ジェネラリストとワークライフバランス」 川島篤志、大野毎子、西村真紀

医療崩壊が叫ばれているなか、自己犠牲的に働かない医師はいけてない!みたいな報道も見かけますが・・・ やっぱりワークライフバランス、大事ですよね。

医師は資格を取ったら一人前、ではないです。目標とする医師像や自分の働き たい臨床現場で求められている医療は様々で、「一人前」になるための努力設定 も人によって違うかもしれません。また20台半ばから社会人となる医師には、自 分を取り巻く環境も様々に変わりますし、さらに自分の予測がつかないことも起 こりえて、限られた時間でどのようにワークライフバランスを取るのかが悩みど ころです。

今回のWSでは、ジェネラリストとして日々の生きがい・やりがいを持ちなが ら、プライベートとのバランスを保ち、どのように長期的な目標に向かっていけ るかを皆さんと話してみたいと思います。

B:「症例カンファレンスを改善するための方法」 川尻宏昭、大西弘高

カンファレンスは、症例に関する情報を共有するだけでなく、学習を促し、研修医の評価を可能にする総合的な教育機会である.しかし、目標が 明確でない(特に管理目的か教育目的か)、人数やメンバーのバランスが 適切でないなど、色んな問題によって、カンファレンスの効果が低下して しまうことは少なくない。当日は,参加者によって問題点を列挙し、議論を進めることで、今後の課題を見出していきたい。

C:「ジェネラリストとして複雑なコミュニケーションを処理する」 木村琢磨、北村 大、小田浩之、今永光彦

コミュニケーション能力はジェネラリストの臨床におけるコア・コンピ テンシーのひとつである。実際の臨床現場では、極めて多岐な、三者以上に 亘るコミュニケーションが複雑に絡み合っている。しかし、これまでの医療 コミュニケーションについての教育・研修は、患者と医師の一対一の関係 (二者関係)についてが、ほとんどであった。本ワークショップでは、臨床 現場で複雑なコミュニケーションを処理するTIPSを共有し合いながら、 その能力についてロールプレーなどを通して学んでいきたい。
16:35-16:50 休憩・移動
16:50-18:50 全体ワークショップ「ジェネラリストのやりがい」
18:50-19:00 夕食・懇親会の説明
19:20- 夕食・懇親会

7月5日(


08:30-10:00 課題別ワークショップ2(3つから1つ選択)
A:「ジェネラリストとワークライフバランス」
B:「症例カンファレンスを改善するための方法」
C:「ジェネラリストとして複雑なコミュニケーションを処理する」
10:00-10:20 休憩
10:20-12:10 ケースディスカッション
「プライマリケアの現場における指導医のアプローチ」

ジェネラリストらしいアプローチとは何かを考えるために、参加者の皆さんのディスカッション、診療スタンスの異なるパネリスト(指導医)の意見を通じて議論を深めます。

12:10-12:30 閉会挨拶と振り返り