「第3回ジェネラリストのこれからを考える会(GPEP)ワークショップ」

総合医に関連した議論はますます活発化しておりますが,初期臨床研修は縮小に向けた話し合いが なされるなど,現状は混沌としています.そんな中,GPEPメンバーたちは,それぞれの持ち場で 地道な活動を行いつつ,今後のジェネラリストのあり方に関しての議論の場を設けたいと思っています.

今回は,ジェネラリストに関心を持つ方なら,医学生,年配の医師を問わず,議論出来る場にする予定です.

ワークショップ概要

対 象:ジェネラリストに関心を持つ医師,医学生
日 時:2009年1月10日(土)13:00〜11日(日)12:30
場 所:文京区本郷7丁目3の1 東京大学医学部「東大医学図書館3F」
    (交通案内 東京メトロ丸の内線本郷三丁目下車徒歩6分,
    千代田線湯島または根津徒歩15分/南北線東大前徒歩12分
    都営地下鉄大江戸線本郷三丁目下車徒歩6分
主 催:ジェネラリストのこれからを考える会
参加費:5000円(宿泊費,懇親会代別)
定 員:50人
申込み:第3回事務局 市立堺病院総合内科 北村大 gpep.ws2009.1@gmail.com まで

 1. 氏名(ふりがな)
 2. 医学生は大学名,医師は所属先
 3. 医学生は何年生か,医師は卒業年次
 4. 電話番号(自宅・勤務先・携帯などを明記)
 5. Eメールアドレス
 6. 課題別ワークショップの希望(第1・2希望まで)
 7. 応募動機・セミナーへの期待

を書き添えて,上記アドレスにお送りください(先着順).なお,宿泊については,各自での手配をお願いします.
申込締め切りは12月15日を予定しています.


プログラム

1月10日(

13:00-13:10 開会挨拶 GPEP代表 木村琢磨
13:10-14:10 基調講演「ジェネラリストのアカデミックキャリア」大西弘高
14:10-14:30 休憩
14:30-15:00 自己紹介・アイスブレーク
15:00-16:30 全体ワークショップ「ジェネラリストのやりがい」小田浩之,本村和久

あなたのこだわっていること、やりがいを感じていることはなんですか? あなたが描いている理想の医師像は? あなたの理想に到達するための方法は? ブレインストーミングの中で、新しい視点で自分自身を見つめてみましょう。 安定しているものは安心につながります!! 不安定なものは、現状を打破ります。 「安定」「不安定」を取っ払って、「やりがい」について語りましょう!!
16:30-17:00 休憩
17:00-18:30 Meet the Generalist「ロールモデルを発見しよう」
18:30- 夕食・懇親会

1月11日(


08:30-10:00 課題別ワークショップ(3つから1つ選択)
A:「ジェネラリストとワークライフバランス」川島篤志,大野毎子

医療崩壊が叫ばれているなか、自己犠牲的に働かない医師はいけてない!みた いな報道も見かけますが・・・ やっぱりワークライフバランス、大事ですよね。

医師は資格を取ったら一人前、ではないです。目標とする医師像や自分の働き たい臨床現場で求められている医療は様々で、「一人前」になるための努力設定 も人によって違うかもしれません。また20台半ばから社会人となる医師には、自 分を取り巻く環境も様々に変わりますし、さらに自分の予測がつかないことも起 こりえて、限られた時間でどのようにワークライフバランスを取るのかが悩みど ころです。

今回のWSでは、ジェネラリストとして日々の生きがい・やりがいを持ちなが ら、プライベートとのバランスを保ち、どのように長期的な目標に向かっていけ るかを皆さんと話してみたいと思います。

B:「症例カンファレンスを改善するための方法」川尻宏昭,大西弘高

カンファレンスは,症例に関する情報を共有するだけでなく,学習を促し, 研修医の評価を可能にする総合的な教育機会である.しかし,目標が 明確でない(特に管理目的か教育目的か),人数やメンバーのバランスが 適切でないなど,色んな問題によって,カンファレンスの効果が低下して しまうことは少なくない.当日は,参加者によって問題点を列挙し,議論を 進めることで,今後の課題を見出していきたい.

C:「ジェネラリストとして複雑なコミュニケーションを処理する」木村琢磨,北村 大,小田浩之,今永光彦

コミュニケーション能力はジェネラリストの臨床におけるコア・コンピ テンシーのひとつである。実際の臨床現場では、極めて多岐な、三者以上に 亘るコミュニケーションが複雑に絡み合っている。しかし、これまでの医療 コミュニケーションについての教育・研修は、患者と医師の一対一の関係 (二者関係)についてが、ほとんどであった。本ワークショップでは、臨床 現場で複雑なコミュニケーションを処理するTIPSを共有し合いながら、 その能力についてロールプレーなどを通して学んでいきたい。
10:00-10:20 休憩
10:20-12:00 症例検討「プライマリ・ケアの現場における指導医のアプローチ」小谷和彦,三瀬順一
今回は,合併症を持つ糖尿病患者のマネジメントに関して,ジェネラリストらしいアプローチとは何かを考えるために, 参加者の皆さんのディスカッション,診療スタンスの異なるパネリスト(指導医)の意見を通じて議論を深めます。
12:00-12:30 閉会挨拶と振り返り